Recruitment
人を知る
Interview4

三井化学EMS で働くことになった
経緯を教えてください。
私は福岡で生まれ育ち、大学も九州です。専攻が化学でしたので卒業後の就職先も化学メーカーを希望し、2003年に三井化学に入社しました。それから22年、名古屋や千葉など何度か勤務地が変わり、延岡に来る前は千葉県にある三井化学袖ヶ浦センター、今は「VISION HUB SODEGAURA」に名称が変わりましたが、そこでペリクルの研究開発に携わっていました。
2023年の三井化学EMS発足を機に、三井化学のペリクル研究チームが延岡と一体化されることになり、私自身も2024年4月より延岡勤務となりました。
現在の所属部署と業務内容について
教えてください。
ペリクルの研究および新製品開発を担っている技術開発課に在籍しています。課は現在、男女混成で8名、大卒だけでなく高卒も、三井化学出身だけでなく旭化成EMS出身もいる多士済々の組織です。
ご存知の通り、弊社では半導体製造用のLSIペリクルとディスプレイ製造用のFPDペリクルを開発していますが、私はLSIペリクルチームのリーダーを任されています。半導体回路はますます微細化する方向に進化しており、回路に少しの歪みが生じても許されませんから、その製造に使用するLSI ペリクルに求められる品質や仕様もいっそう高レベル化しています。ですから私たちは日々新たなペリクルの研究開発に勤しみ、必要な時には袖ヶ浦センターや岩国大竹工場の研究チームとも協力しながらやっています。

より具体的な仕事の内容と
進め方について教えてください。
ペリクルの膜の材料や接着剤、フレームなどを新たに開発することが主な仕事です。新製品開発は、自分たちで将来を予測して着手する場合と、お客さまの要望を受けて時間を掛けて進める場合があり、現在は後者がメインとなっています。
自分の場合、だいたい出社してから午前10 時くらいまでデスクワークをこなし、そこから昼休みを挟んで午後3 時4 時まで実験、その後データの取りまとめなどを行います。実験室では、素材を混ぜる、フィルム状にする、コーティングするといったように、実際に新しいペリクルを作ったり、評価装置を使って確認したり、いろいろなことをしますが、ほぼ全部新たなチャレンジですから面白いですよ。袖ヶ浦や岩国に出張して実験させてもらうこともあります。

現状の満足度と
将来の目標を教えてください。
日常業務の中では、お客さまの要望に沿った製品を作れた時、頑張ってきてよかったなと思います。期待に応えることを積み重ねていくことにやりがいも感じますし、そうすることで「三井化学EMS なら欲しいペリクルを作ってくれるはず」とお客さまから当たり前のように期待される会社に成長していくのだと思います。
また、仕事を離れたところでも延岡の生活は満足度が高いです。私は以前からサイクリングが趣味ですが、いまはクロスバイクという自転車に乗り、休日は海を見ながら日向市あたりまで行きます。気持ちいいですよ。クルマも好きなので大分や熊本までドライブに行きます。
延岡近辺は自然も豊かですし、食べ物もとても美味しいですが、何よりも人間が温かいのがいいですね。会社でもみなさん気さくに話をしてくれるので仕事もしやすく明るい環境です。延岡に来て本当によかったです。
